No040 神秘の華 4
開花プロセス 4
5月3日華が咲き乱れている、花の命は短いと言われるが、華が色づき始めて1ヶ月で成人、神秘の華の完成である。
華の色は最初は紫色で、日々変化しピンク色に変る、表面をロウで保護しているように光沢がある滑らかな美しさをしていた、吸い込まれるようでただ眺めていた観がある。仏教の世界では「三千年に一度開花し、その時は金輪王が出現するとも、如来が現われる」とも言われている、如来の輝きなのか神秘な美しさである。
華はそれぞれ個性を持った美しさを備えているが、人工的に交配させながらの美しさを創りだしたものもある。
だが自然界に太古より受け継がれた純粋の華を眼にする機会は稀でありこのような出会いを頂いたことに感謝の気持ちで一杯である。
開華から2ヶ月目6月3日落華が始まり3日間で大半の華が落華。種をつける茎が残る、寂しさも残るが、アイラトビカズラの華からは、希望と勇気そして感動を受けた。