No028 緑化カーテン
東日本大震災で発生した、東電の原発事故により日本中で節電が問題になっている。
一昨日暑さ対策を緑化でと考えられている偉い主婦の方が弊社に尋ねてこられた。夏期には、自宅のマンションベランダは床が御影石で貼られているせいで裸足では歩けないほどの高温と照り返しがあり、マンション内の部屋の中に入り冷房が効かず、暑さを和らげるために緑化カーテン作られたが、暑さに強い植物がなく全部枯れてしまったようである。
アイラトビカズラは高温に強いというこをブログをご高覧になり相談に来られた。詳細な説明後、本格的な緑化カーテンを作成されるようで、苗・プランターボックス・誘引用緑化カーテン網を購入戴いた。緑化カーテンの話になると目が輝いていたのが心に残る、素晴らしい緑化カーテンが完成することを祈りたい。
2010年5月に住まいの7階マンションベランダに、アイラトビカズラを使用した緑化カーテンの試作品を設置し調査している。右写真は設置当初、上の写真は、1年後の写真である。
設置場所は西向きで浜風が強く台風時期には緑化カーテンが吹き飛ぶ位で,冬は-5度を観察したが無事冬越しをした。元気に誘引用緑化カーテン網全部が緑の葉に包まれている。
そもそも開発の目的は、緑のカーテンによるCO2削減、省エネ効果を期待しての試作である。
緑化カーテンによる試算としては、横浜市環境科学研究所の佐俣満夫、福田亜佐子研究員による研究結果を発表されているので一部分紹介したい。
夏季の間で緑のカーテンによってどの程度の省エネとCO2の削減が期待されるか、夏期(7月~9月)3ヶ月間での冷房施設をもった一般的家庭の緑のカーテンにおける電力の省エネ量と電力によるCO2削減量の試算を行った。南側に面したガラス窓外側に植えられた8m2の緑のカーテンを仮定し、7~9月の夏期3ヶ月間での緑のカーテンによる省エネ効果とCO2削減効果について試算してある。
その結果、省エネ効果としては、家庭用(8畳)エアコン1台分を毎日1時間から1時間半程度稼動させる程度の効果が推定された。また、CO2削減量としては杉の木約9本分の削減効果があるものと推測されたとある。緑化による電力消費量の節約とクリーンな空気を期待したいところである。

