No_52 神戸市「緑のカーテン啓発事業」の取組実を結ぶ

神戸市では緑化カーテンが節電対策として推進されている。

長峰中学校1長峰中学校2 
神戸市教育委員会では地域ぐるみで植物の育成や環境学習を行うことを通じて、環境を大切にする心の育成を図るとともに、室温の低下を体感することで温暖化防止対策の重要性を理解してもらう契機とする「緑のカーテン啓発事業」を平成22年度から実施。学校園、児童館、保育所など子どもや地域の方々に広く利用されている施設を対象に、緑のカーテンの育成及び環境学習啓発を行っている。
            
 兵庫県神戸市灘区長峰台二丁目にある市立長峰中学校では、平成23年度に神戸市教育委員会に「緑のカーテン啓発事業」計画に、前任の校長先生が申請され6月に設営された。
 人と環境にやさしい学校の創造のスローガンのもと、温暖化対策の一環として校長先生の指導で、校舎の南面に位置した壁面に延長8mにプランターボックスと、誘引用緑化カーテン網8メートル設営場所に植樹した、苗は50センチメートルに成長したアイラトビカズラの苗30株を25㎝間隔に、校長先生、教職員、生徒により2時間で植え付けたのが昨年であ
る。
4.jpg 1年過ぎの7月に見学に行った、成長著しく中学校の生徒とともにアイラトビカズラも誘引網の頂上8メートルに達していた。アサガオやゴウヤと違い、常緑つる性植物なので年間を通じ美しい緑の回廊に出会える、癒しの空間を体感できる環境学習の完成である。 
 本年も、長峰中学校では「緑のカーテン」苗の配布申請に教頭先がアイラトビカズラ苗を10株注文され届いていた、アイラトビカズラは貴重種で国指定の天然記念物であるということも理解されていたし、緑のカーテン完成を喜ばれている。1年1組の生徒たちもアイラトビカズラの成長に負けないようにと勉学に勤しんでいる。「緑のカーテン啓発事業」の成果でもある。

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