No62  大阪駅前に120mの“大木” 安藤忠雄さんがビル緑化

アイラトビカズラ”大木”にチャレンジ
丸ビル JR大阪駅前にある高層ビルの壁面に植物をはわせる。大阪に緑のシンボルを作るという壮大なプロジェクトが来年、始まる。発案者の建築家、安藤忠雄さん(71)が13日、明らかにした。約10年かけて緑を育てビル全体を覆う試みは、世界にも例がないという。
 ビルは大阪駅の南側にある「大阪マルビル」(30階建て、高さ124メートル)。円筒状の特徴的な外観は、1976年の完成以来、大阪のランドマークの一つとなっている。
 安藤さんは「世界に類のない高さ120メートル、直径30メートルの“大木”ができる。日本が元気のない今だから、途方もないことをやりたい」、と新聞社が報じている。
 計画によると、来年1月上旬、ビルの外壁にステンレスの網を取り付け、ある程度成長したツタやカズラなどの植物を絡ませる。例のない試みのため不確定な要素が大きいが、順調に成長すれば10年後にはビル全体が緑で覆われる見込みだという。総事業費は数億円で、年間数百万円の維持・管理費を含め、大和ハウス工業が負担する。
 此の様な計画の中で、アイラトビカズラに白羽の矢が立った。外周94.2メートルに横幅1メートル深さ60センチメートルのプランターに苗の高さ2メートル物を植樹する予定。大和ハウス工業の試験室で試験施行し来年1月に植樹する。アイラトビカズラが”ジャックと豆の木”となるか楽しみである、期待も膨らむ。

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