No047 省エネ壁面緑化に最適、急成長する苗

新芽が日々成育している。
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5月下旬から、成長の早いものでは10日間で50センチメートル以上の伸び2メートルを示したものもある。

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 成育形態は、巻きつく方向がある、 諸説の中では 牧野富太郎著書によると「右手で握って親指方向に進むものを右巻き、左手で握って親指方向に進むものを左巻き」と言われ、多くの人々がこれを使用してきた。左右巻きの呼び方は文部省と牧野富太郎とで決められたとある、しかし物理学、化学、動物学の定理とは異なるため、リンネや木原均の提唱する左巻き、右巻きの定理と対立してきた(室井綽2003)ようで、江戸期の貝原益軒「大和本草1708」では、忍冬(スイカズラ)は左巻きとされ、牧野式の右巻きとは異なっている(朝日百科植物の世界1997)。巻き方表現の混乱は古くからあったと思われる。尚、現在の文部省検定の教科書には、混乱を避け右巻き左巻きの記述はないとされる(切手植物園)。最近の文献の多くでは、牧野式と逆の立場での「左・右」が用いられている。例えば「日本の野生植物1989」では「観察者の前にある1つの点が、観察者から見て右回り(時計回り)に円運動をしながら前方へ進むと、その軌道は1つのらせんをつくる。これを右巻き」と、牧野式とは反対の定義がされているが、私は牧野式を仕様した理由は覚えやすく簡易である、アイラトビカズラは左手で握って親指方向に進むので左巻きである。
 新芽は、褐色の中でも赤銅色に近い1ヶ月後には翠緑(すいりょく)に変わり少しずつ濃緑に仕上がる3ケ月位で少なくても4色の色彩を楽しめ、急成長する姿は自然界の躍動に接することが出来、活力にもなる。成育させているハウス内に入ると森林セラピーを体感できる

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